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女磨きのスリランカ
前回の続きです。
女磨きのスリランカ。バーベリンリーフの本格アーユルヴェーダで癒し&デトックス旅①
今回は、到着日から現地での過ごし方や普通のホテルとの大きな違いなどをお伝えします。
到着日のおもてなし
新千歳空港からマレーシアを経由しスリランカへ到着したのは22:00過ぎ。
空港で3000円分だけ現地通貨ルピーに両替し、到着ロビーを抜けると、これから宿泊するバーベリンリーフリゾートのドライバーが私の名前の書かれた紙を持って待っていた。
彼はカタコトの英語で「スリランカは初めて?」と聞き、ミニ枕とペットボトルのお水をくれた。ここからホテルまでは車で約2時間。高速道路を走る車窓からの景色にアジアへの訪問を実感する。
ホテルに着くと、夜中にもかかわらず、フロントの男性が丁寧に対応してくれた。ボーイさんに「スーツケースはないの?」と驚かれつつ、部屋に案内されると手際よくモスキートネットを張ってれた。部屋はテレビもwifi環境もない、ある意味すごくミニマム、だけど必要十分な設備だ。
(扇風機・エアコンはあり/wifiはプールサイドとフロントで使用可、PCもある)。
「Hungry?」と聞かれ、「a little」と答えると、ウェルカムドリンクにフルーツ、サンドイッチを用意してくれた。
素敵なおもてなしにワクワクし、翌日9時に医師と問診をすると告げられる。
日本語通訳は必要か?と聞かれ、お願いすることにした。(余談:最初なしでイケるかな?と思ったけど、身体の不調や病歴を的確に説明したり、薬の処方について質問したりするならば、よほど英語力に自信がない限り通訳をつけた方が良い。つけて正解でした。)
疲労と時差ボケからこの日はぐっすりと眠れた。
翌朝、身体が喜ぶ朝食ビュッフェ
現地では、朝と昼がビュッフェ、夜は基本的に決められたコース料理が出てくる(週に2回ほどビュッフェもある)。
といってもここは治療院。
コーヒーやアルコール類はない。南国だけれど身体を冷やさないよう飲み物は全て氷なしで提供される。
添加物は一切使用しないオーガニックな食材で作られた料理の数々。数種類のカレーにフルーツに、これがとにかく美味しい。
更に朝食のパンだけでもこの通り。ライ麦パン、オニオンブレッド、グルテンフリーなどを切り分けて食べるスタイル。
各プレートには食品の性質(冷え性に良いとか、便秘に良いなど)が記載され、どのドーシャ体質の人に適しているかが書かれてあった(英語)。
またレストランには栄養士が常駐していて、自分の身体にあった食べ物の選び方を教えてくれたり、避けるべき食べ物を食べてないかチェックされたりもする。
初めてのコンサルテーション
翌朝9時。現地のアーユルヴェーダ医師と日本在住歴3年で日本語ペラペラの通訳さんとの問診が始まった。今回の治療の目的、病歴の有無、日常生活についての質問を受ける(水分を取っているか、1日のトイレの回数は何回か、性格についても聞かれる)。また血圧や脈拍を図り、舌を出して舌苔をチェックされたりもした(アーユルヴェーダでは舌苔に毒素が溜まると言われている)
。
なんの自慢にもならないけれど、私の血圧は平常でも下が50前後という低さ。早速通訳さんにも「エーーー、ケツアツ低スギデスヨー、ダイジョウブですか」と言われる。
(昨年の健康診断結果)
疲労回復、肩こり、肌荒れ、疲れ目などの症状を伝えて今後の治療法を決めていく。何かやってみたい施術はあるかと聞かれ、おでこにオイルを垂らすシロダーラをリクエストした。
そしてこの日から鍼治療、オイルトリートメントで身体の毒素を集中的に取り除くことになる。トリートメントとシロダーラの内容や驚くべき効果はまた別に書くとして、現地でどんな風に過ごすのか、1日の流れについても紹介します。
一日の主な流れ
施術のタイムテーブルは人によって異なるがおおまかな流れはこんな感じです。
6:00起床
白湯を飲み、お薬を飲む。バーベリンでは毎日ヨガのクラスがあるので、参加したければ自由に参加してOK。朝は瞑想中心の初心者クラスで、午後はハタヨガなど中級者向けになる(ヨガマットは部屋に備え付けあり)
多少の英語がわからなくても、ヨガは世界共通のようなので、見よう見まねでついていくことができます。
7:00朝食
23というのは私の患者番号で、番号に基づいて出されるお茶やジュース・スープが決まっている。席に着いたら飲み物は身体にあったものがサーブされる。
8:30 読書
お腹も満たされ、陽気な日の光を浴びながら読書時々うたた寝という至福の時間。
部屋の前のデッキが日陰で心地よい。
(私の泊まった部屋)
読書なんて自宅でもできそうだけれど、開放感の溢れる場所でリラックスしながらの読書はいつもと吸収力が違う気さえしてしまう。
出発前にKindleへたっぷりと本をダウンロードして持参したけれど、足りなくなればホテルには図書館も併設されている。
多くは英語・ドイツ語だけれど日本語コーナーもあり、小説からビジネス本まで意外と種類があった。
10:00 鍼
鍼ルームで鍼を受ける。頭のてっぺん付近、顔、肩・腕などの数カ所に細い鍼を刺していく。日本での美容鍼などはやったことがないけれど、初めにチクっとする程度で数分経てば気持ちよく爆睡できた。
1番豪華なランチタイム
アーユルヴェーダでは、昼食を1日のメインとして質・量ともにしっかり摂るよう勧められている。フルーツ以外のスイーツが充実しているのも昼。ということで、ついつい食べすぎるランチタイム。
12:50 オイルトリートメント〜スパタイム
これは長くなるので、また改めて書く予定。
15:00 お薬タイム
15時になるとお薬コーナーに各自の1日分の薬が配られる。これを取りに行って、決められた時間ごとに飲む。
薬の多くは、敷地内にある植物を元に、施設の中の女性たちがすり鉢ですりつぶして作られた丸薬・粉薬。
梅こぶ茶をペースト状にしたようなものや、正露丸っぽいものなど、正直美味しいとは言えないが、丁寧に紙に包まれていて、食欲の抑制効果や便秘解消も効果もあるので、時間通り飲むように心がけた(他にすることもないしね)。
15:30 海を見ながらアフタヌーンティー
(コリアンダー&ジンジャーティーやクッキー)
この時間はみんなリラックスしていて、各国の人が打ち解けておしゃべりして仲良くなったりする楽しいひと時。私も日本から来ていた人と仲良くなり、ここで毎日ティータイムに情報交換するとすごくリフレッシュできた。
リゾートに来ている人の多くは欧米人、特に伝統医療に関心の高いドイツ人が多い。日本人は常に10人もいない。全体的に富裕層の中高年の方が多く、優雅で落ち着いた雰囲気というのもリラックスの大きな要因になった。
天気が良ければ夕陽を眺めこともできる。
18:30 夕食
夕食はスープ、前菜、メイン、デザートが自動的に運ばれる。そしてやっぱり、人によって食べてるものが違う。菜食中心で夜は腹八分目の量で少し物足りないけれど、ここは健康のために我慢(というかホテル内にコンビニなどもちろんなく、食べる物がない)。
22:00就寝
夜は、部屋に戻り白湯を飲み、キャンドルを灯し瞑想。
仕事も家事もないだけで幸せな上、こんなに天国みたいなところがあっていいのだろうか・・・と毎日感謝で胸をいっぱいに眠りについた。
情報量が多すぎて、また次回も旅の記録が続きます。