さよなら、ひとり暮らし
独身ひとり暮らしが長くなると、誰かとの生活に憧れる。二人暮らしが長くなると、時々無性にひとりになりたくなる…。
ひとって本当にワガママなものです。
なんでこんな話をするのかというと、長かった夫の単身赴任が終わり、今日で私のひとり暮らしが終了するのです。感慨に耽りながら、一人と二人の暮らしについて振り返り考えてみました。
一人暮らしで沢山のギフトを得た
元々は3年前。私と彼にまさかの同時に転勤の辞令。私は札幌から地方都市へ、彼は東北へ、ダブル辞令にあの時は本当に驚きを隠せませんでした。
私の方が1ヶ月先に転勤が決まり、夫についていくかどうかの選択もないままに別居婚がスタート。
はじめは仕事環境も変わったうえ、結婚してるのに別々で暮らすことの意味や、生活にかかるコスパの悪さなどジレンマが多かったです。
そのうち生活にも慣れて、一人時間を有効に活用しようと英語の勉強を始めました。そうしたら短期海外研修に行かせてもらって、ちょっとした成功体験になりました。
(研修中の上海森ビルからの景色)
そして、「そうだ、私は結婚してヌクヌクと過ごしてたけど、与えられた時間や環境を活かしてもっと自由に色々チャレンジしていいんだ!」と前向きな気持ちになりました。
そこから、ノマドライフに憧れ、まずは家の中の掃除、そして買い物ばかりする生活からの脱出を目指し、シンプルライフ・ミニマリストというものを知り、ブログを始めました。
▼その辺の詳しくはこちらの記事に書いてます
なぜモノを減らそうと思ったのか?きっかけとシンプル&ノマドに生きることへの憧れ。
徐々にブログを読む人が増え、ブログを通して交流したり、本に載ったり、今月はセミナーまでやらせてもらうことになり、本当に感謝でいっぱいです。
もし2人暮らしが続いていたら、今の生活はきっとなかった。そう考えると、結婚してからの一人暮らしは自分を見つめる時間が持ててすごくよかったです。
結婚のカタチは自分で作る
正直、3年も互いに別居し、会うのは年に2、3回だった私たち夫婦。互いに自由を謳歌するタイプなので、「同居婚アゲイン」な日常にすんなり戻れるかすこし不安もあります。
うちには食器棚もなければ、あの頃のようなセミダブルベッドも布団もありません。
でも夫の方から先に「お互い生活スタイルとか慣れるまでは大変かもしれないけど、気負わずいきましょ」と緩いLINEが来て、ちょっとだけ気が楽になりました。
一緒に住んでいた頃から、私は友達と旅行に、彼は一人で山登りに行くフリーダム夫婦。「友達と飲みに行くから今日は泊まってくるねー」なんてこともアリな気楽な間柄。それでいて、やりたいことがある時には応援してもらっています。
「結婚したら自由がなくなる」そんな風によく言われるけど、あいにく私はどうしようもなく自由でいたい性分。価値観の合う人と、オリジナルな生活を作っていけばいいと思っています。
▶︎関連記事:私の中の「とにかく自由でありたいという衝動」
これからのコト
久しぶりの二人暮らし。週末は一緒の時間が増えそうですし、オシャレココロに火がつくかもしれません。今後は夫の私服エントリーも増えるかも?
人が増えるということはモノも増える予感がしてますが、ミニマリストではない彼なので、無理せず自分の考えを押し付けず、二人の心地よさを大切にしていきたいです。
その一方で「結婚した頃のようにモノを増やし、結婚を理由に頑張ることを半ば諦め、そんな自分に嫌気がさすあの頃」に戻らないように、この3年半で自分の中に灯った小さな蒼い火をフッと拭き消さないように、自分を磨いていきたいです。
以上、私ごとですが、ブログを読んでる人には知ってもらいたくて書きました。これからも自由な私ですが、よろしくお願いします^^