私たちは皆、違っている
周りの人と自分を比べて、「わたしって人と違うかも」なんて思ったことありませんか?
もしくは、「平凡すぎて、自分と人との大きな違いなんて見出せない」と思う方もいるかもしれません。
骨格診断で、ひとのカラダに触れる際、同じ背格好の女性でも、骨などの身体つきが人それぞれ違うことを実感します。「ストレート、ウェーブ、ナチュラルの3タイプ」はあくまで目安で、実際には100人いたら100通りの骨格があります。
それくらい、他人と自分って全然違うんですよね。
生きていく上で、相当に大切な情報
吉本ばななさんの本を何年か前に読んで、印象に残ってる一節があります。
他の人がなんとも思っていないのに自分だけがなぜか楽しくない。みんなが大好きな人なのになぜか好きになれない。そういうことはいつでもあることです。もしそれが人と違うことでも、あなたが生きていく上で相当に大切な情報がその中には入っているんだと思います。
(タリーズコーヒーのマグカップのフレーズも好き)
自己啓発本を読んだりすると「他人と自分を比較しないこと」なんてよく書かれていて、それはそれでとても大事なことだし、「他人と自分を比べて、勝った負けたのマウンティングや優劣をジャッジをする」のはまるで意味がないことだけれど、
「他人と自分の違いの先にある、自分の強みや可能性を探ること」は自分がどんな人かを知る上では役に立つなぁなんて思っています。
先日スタバで受けたコーヒーセミナーでも感じたのが、1つのコーヒーを飲んだだけでは、味の特徴はわかりづらいけれど、数種類のコーヒーを一度に飲み比べると、その特徴をつかみやすいということ。
▶︎スタバのコーヒーセミナー「フードペアリング・チョコレート編」に行ったらスタバファンになっちゃいそう! –
ティスティングのように上手くはいかなくても、他人と自分を冷静に観察するって、面白いですよね。友達と旅行に行った時、誰かと一緒に住み始めたとき、「あ、そこでこう考えちゃう人なんだー、なるほどね!」みたいな発見、ありますよね。その人の良さを見つけるとともに、自分の良さも見つけられたら一石二鳥。
一番怖いのは、「違っちゃダメだ」とか、「みんなが良いと思うことをやらなきゃ」と焦ってしまうこと。あるいは「人と比べて評価を得ないと自分に価値を見出せない」と言う誤った方向に向かうこと。
そんな時には、薔薇には薔薇の、百合には百合の、たんぽぽにはたんぽぽの美しさがある、と自分に言い聞かせています。
▶︎「似合う服」と自分らしさについて〜全ての花は比べられず美しい〜