ある日のリトルイタリーで
パーティーの帰りみち、軽くお茶していこうという話になり、リトルイタリーにあるカフェへ向かった。
そこはチャイナタウンにも近く、観光客やアジア人でいつも賑わうエリア。
そのカフェのウェイターはイケメンぞろいで、オープンテラスの席はいつも白人で埋まっており、アジア人がそこに座ることはまずできないという。ニューヨークってそういうところよね、と誰かがつぶやいた。
店に到着すると通りからも見えるテラス席で白人のお客がお茶を楽しんでいた。私たちは案の定、店の奥へと案内され、近くの席のお客さんもアジア人やヒスパニック系だった。美しく鼻の高い白人のウェイターが給士を担当してくれた。
このようなことはニューヨークでは、ごく当たり前に起きる。