NYで学んだ習慣術
ニューヨークという街は、
たくさんのことを教えてくれます。
その中でも、日本で手放せなかった習慣が
気付けばあっさりと消えているのに気づいたとき、こう考えてみるのです。
たとえば息を吸って吐くような、
小さなことでも、
自分の中に新陳代謝は確実に起こっているのかもしれないと。
ニューヨークが教えてくれた「新しい自分」になるための
習慣について書いていきますね。
1.年齢のメンタルブロックを手放す
自分にとっての一番大きな変化は、
「年齢についての捉え方」です。
まず、渡米前のことだけれど、アメリカの会社に履歴書を出す時、
そこには「生年月日」の欄はなかったという衝撃。
日本だと、同じスキル・経験ならば若い方を採用するといった風潮や、
転職サイトの募集要項に*年齢は35歳まで(若年層の育成強化のため)
なんて書かれていたりする。
でも、アメリカは能力至上主義。だから年齢は問われない。
そして、年齢に囚われないぶん、
何歳からでもどんなことにもチャレンジできる。
全ては自分次第。
これは、仕事に限ったことではなく、
例えば、いくつになっても美しくありたいとか、
初老でもステキな女性にはどんどん声をかけるオジ様とか、
50歳をすぎてフルマラソンを始めるといった人がとても多いのです。
友達の年齢?知らないよ
以前、日本語を勉強している外国人達と話したときに、
何気なくいわれた一言。
「日本人に初めて会うと、なぜか年齢を聞かれる。
他の国の友達とはそんなことないんだけど」と。
一人ならず何人もにそう言われてしまった。
確かにケースバイケースではあるけれど、私も日本では、
初対面の人と会うとき、あからさまには聞かないまでも
会話の節々の情報を紡ぎ合わせて、
「自分より年上か年下か?」を図ろうとすることがありました。
それがNYでは、初対面で年齢を聞かれたことはほとんどなく、
外国人と友達になって、週に1〜2回遊んでもお互いに年齢は知らないままで、
ある時なんかは、友達になって半年以上経ってから、
彼女が自国に戻る前に、彼女の恋バナを聞いていた折に、
なんとなく私の方から年齢を聞いたところ、12歳下だった。
でも、それがどうしたかというと、どうもしない。
だって、その子が何歳であっても、きっと友達だったから。
となると、年齢を聞く意味はほとんどない。
なるほど確かに、聞いても聞かなくても何も変わらないよね。
じゃぁ、初対面ではどんな質問をするのか?というと、
NYで出会う人たちは、自分の国の文化や夢、趣味など、
より本質的な話をする人が多いように感じます。
年齢にとらわれない生き方
こうした人たちに囲まれて、
強がりでもなんでもなく、
「年齢ってそんなに大事だったっけ?」という環境で
暮らしていると、年齢を意識する機会が以前よりグッと少なくなりました。
もし、この記事を読んでいる方が、
✔︎良い歳をして、私ったらまだこんなことやってるわ…
✔︎もうこんな年齢なのに、私ってなんてダメなんだろう
✔︎30過ぎた良い大人がやることじゃないよね…
✔︎婚活も転職も、年齢的にキツいよね…
といったことを思っているとしたら、
私は間違いなく「そんなことは気にすることはない」と伝えるでしょう。
そして本当に気にする必要があるのは、
年齢以外のところだったりするものです。