いつも行動を妨げていたネガティブ発想
何か新しいことをやってみたいと思ったとき、
そのアイディアをかき消すように、ネガティブな発想が浮かんできたことはありませんか?
私は、20代の頃から海外に住んでみたいとずっと思っていて、お金が貯まったら行こうと考えていました。
ですが、実際にお金が貯まったころは、洋服やブランド品に夢中で1泊2日の温泉旅行にも大きなボストンバッグで自前のドライヤーやヘアアイロンを持ち歩くような大荷物だったので、
頭に浮かぶのは、
「持ちものが多すぎて、こんな私では海外なんて引っ越しすらできない」
という考えでした。
断捨離後もカタチを変えて
ミニマリズムを知ってからは、物を減らして、自宅の一部屋が何にもない部屋になり、海外にもスーツケースなしで行けるほどに身軽になりました。
それでも形を変えて、ネガティブな発想は湧いてきました。
「海外に行って、それでどうするの?」
「いまの幸せやキャリアを捨ててまで挑戦する必要があるの?」
1つ浮かんでは、1つ消して、そうしたらまた浮かんでくる。
こうした願望達成の妨げになるネガティブな思考と向き合っていました。
人生で1番手放して良かったもの
今となっては、それらの課題をクリアしてニューヨークで暮らしているわけですが、
様々なモノやコトを手放し、これまでの人生で1番手放して良かったと思うものは、そうしたネガティブ思考です。
モノを手放す習慣によって、思考を含めた他のことを手放す基礎力がついたのか、身軽になって行動力がついたのか、その両方かもしれません。
いずれにしても、そうした思考を以前より上手くコントロールできるようになったことで、自分の人生が大きく変わっていくことに気づきました。
「捨てる」の最終ゴールを、願望達成を妨げるネガティブ思考を捨てることにマインドセットし、「そのために何を手放す?」と考えてみると、行動する大きなきっかけになっていくと思います。