他人を羨ましいと思う感情
芸能人や有名人、身近な友だち、誰かを羨ましいと思ったことは多分、誰にでもある。
恵まれた境遇の人をみて、なぜ私はこうじゃなかったんだろうとか、自分も同じような環境にいたならきっと何か違ってたはずなのにとか、そういう気持ちが湧いてくるとき。
その感情をカンタンに手放す方法について。
他人の人生と丸ごと交換できるか?
それは、「他人の人生と自分の人生を丸ごと交換できるか」と想像してみること。
今の自分を全て手放して、これまで生きてきてよかったこと、楽しかった思い出、自分の中の割と気に入っているところとか、
そうしたものを全て手放してでも、他人になりたいかと言われると、イエスということにためらう人は多い。
上品で聡明な美しい女性でも短命かもしれないし、他人からはパーフェクトに見えても人知れず辛い悩みを抱えていることだってある。
先のことなど、悲しいけれど、誰にもわからない。
最後まで手放せないのが自分
「いらない何も。捨ててしまおう」とミュージシャンのように歌い、叫んだとしても、最後まで手放せないものが自分。
そんなことを時々考える。
ならば、悪あがきはやめて、他人を羨むのもやめて、まずは自分を受け入れる。最後まで手放せないとわかっているならば、せめて他人におもねるのではなく、本当に心の底から在りたい自分になりたいと努める。
誰かをうらやましがる自分を手放せたら、ようやくそこから人生の舵取りが始まるような気がする。