映画のワンフレーズにハッとする
先日、NETFLIXで「マダム・イン・ニューヨーク」という映画を観ました。
印象に残ったのが、主人公のマダム(といっても30代だと思うけど)の言葉。
「人は自分のことが嫌いになると、自分の周りもイヤになって新しさを求める。でも、自分を愛することを知れば、古い生活も新鮮に見えてくる。」
これは本当にその通りだなと、強く頷いてしまった。
そして、この言葉を聞いて一番に思い出したのは「買い物グセ」のあった時のことでした。
ショッピングが止まらなかった時代
私は以前まで、毎月結構な額をショッピングにつぎ込んでいた(特に新しいシーズンの立ち上がり時期)。
今では買い物欲は以前に比べてずっとコントロールできるようになったけれど、あの頃は本当に止められなかったのです。
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冒頭のマダムのセリフを聞き、「私は自分に自信がなくて、そんな自分がイヤで、そしたらなんだか自分の周りもイヤになって、常に新しさを求めていたんだろうな」と感じました。
お気に入りの服を着ても、自分に自信があれば「うん、良いかも♪」と思えるけど、自分のことが好きになれない時には買って間もない服さえも、
「え、なんかコレ変かも。あの店員さん似合ってるとか言ってたけど、こんなの全然ダメじゃーん」と、他人のせいにしてみたり。
その凹んだ気持ちを解消するのも、やっぱり買い物でした。
「新しさ」が不安を解消してくれた
新しい服に袖を通すと、私の機嫌は少しだけ良くなる。
乾いた心に少しの潤い。そして私は私を取り戻し、元気になる。
そんなファッションの魔法が大好きでした。
でも、自らのチカラで自信を生み出せないと、新しさの「賞味期限」は意外と短い。
そして私はまたお買い物に繰り出す。そうやって疲弊したりワクワクしたりしながら、歩き回ってお金を使って時間を使って、ウロウロと自分探しをしていた。
自分を愛することを知れば、古い生活も新鮮に見えてくる
今は、新たに買い物をしなくても、自分をそこそこ認めることができている。鏡を見て、自分の粗探しをするよりも、もっと健全なメンタルで、前向きに、自分を多めに見てあげようと思える。ファッションの魔法は「新しさ」だけではないってこともわかった。
「自分で自分を褒めてあげたい」っていう言葉は、オリンピック級の偉業を達成しなくても使っていいはず。
自分に自信を持ち、自分を愛すると、生活は変わっていく。
何も変わらないとしても、見方が変われば「見え方」は変わる。
映画そのものも、インドに住む古風な専業主婦の女性がコンプレックスを抱えた中、努力してイキイキと旅する様子が描かれていて、爽やかな気分になりました。
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