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『モノを減らすと幸せがやってきた』を読んで
ミニマリストブロガー、エリサさん(id:erisalife)の新刊『モノを減らすと幸せがやってきた』を読みました。
『トランクひとつのモノで暮らす』との違い
前著の『トランクひとつのモノで暮らす』は、モノを減らすためのヒントや、モノ選びのコツ、活用しているサービスなど読んだ人が取り入れたくなるような「減らす工夫」やノウハウが主軸でした。
今回の著書は、実際にご自身が少ないモノで暮らしている様子や、モノが増えないように意識されていること、 モノを減らして変わったことなど、より「個人的な住まい方」にフォーカスされています。
写真がたくさんあるので、前著を読んで「服ってどうやって収納してるの?」「台所のシンク下はどうなってるの?」「冷蔵庫は空っぽなの?」といった疑問を持った方には答え合わせができそうです。
個人的に共感した3点
汚さないコツ、それは「置かない」こと
このフレーズはキッチンのページで出てきた言葉。
確かに我が家のキッチンも三角コーナーや水切りかご、食器棚を手放してから、キッチンのお手入れが格段にラクになりました。
(我が家のキッチンBefore)
食器棚があった頃は、上や中を拭いたり、湿気取りを入れたりしていたけれど。
なくなってからはとてもスッキリしました。
▶︎主婦が食器棚を手放す。「好きなものを少しだけ」の暮らし。
空きがあることの価値を知る
けれどモノが減っていくにしたがい、空きスペースがあるからこそ、きれいな部屋を維持していけるということが実感できるようになるはずです。
具体的には、風通しが良い、重要なものが際立つなどのメリットが記載されていて納得しました。
スペースがあると何かをつい置きたくなってしまうけど、ぎっしり詰まってるより何もないスペースがある方がサマになるし、新しいモノが入ってきやすいというのは私も実感しています。
▶︎モノも好きだけど、空間も好き。だから棚の空間を増やしたい
夢を叶える部屋づくり
部屋が与えてくれる幸せには、いくつかの段階があると思います。まずは安全な場所の確保、次に利便性の高い暮らし、そしてひとつの最終的な理想の形として、「目標や夢の後押し」がある気がしています。(中略)
英語を学びたいときに、参考書にすぐ手が届く収納。ヨガをしたいときに、のびのびと寝転がれる空間。…
部屋の片付けって、理想の自分の空間づくりなんですよね。心が癒されたり、何か楽しいことがしたくなるようなステキな「居場所」ができたら、家に帰るのが楽しかったり、自然と何か行動したくなりますよね。
私自身、本をたくさん持っていた頃より今の方が読書量は多いと感じているし、モノを減らしてからは運動や旅行の機会も増えたので、より身軽にアクティブになれたと感じています。
もっと知りたいと思ったこと
エリサさんは、モノを手放してスッキリとした部屋で暮らせば「はい、満足!」というタイプではなく、向上心や野心のような熱い気持ちを持っている方だと思います。
本の後半に「モノを減らして変わったこと」というテーマで、バルーンアーティストのお仕事や、着物・趣味について書かれていたので、
モノを減らしてたどり着いた先の「起業家」としての職業観や、仕事や人生の大事な決断とミニマリズムの影響、将来の野望なども知りたくなりました。
モノを減らすのはゴールではなく過程
みんなそう思ってるはず。でも、モノを減らしてキレイを維持するって、言葉でいうほどそんなに簡単ではないですよね。
エリサさんのように、ここまでモノを厳選して、その上で職業人としても活躍するということは、きっと「整理収納の工夫」だけでなく、いろんな失敗や経験を経てご自身で「生き方への工夫」を凝らしてるんだろうと思いました。
モノを減らしたその先の生き方。もっと聞いてみたいな。そのあたりは12/10の出版記念パーティーのトークでぜひ聞いてみようと思っています!
▼残席あり。直接お話しを聞いてみたい、一緒にお祝いしたいという方は、ぜひこの機会にご参加ください^^
上記詳細をご覧の上、stylesimplemgy@gmail.comまでご連絡ください。