一人旅がしたい時、日常から離れて自分を見つめ直したい時はありませんか?
非常に良かったのでネタバレしない程度に、
感じたことを書き記します。
【映画のキーワード】
旅、人生の目的、物欲主義からの解放、20世紀的生き方からの自立。
【あらすじ 】
大学を優秀な成績で卒業した主人公は、両親や社会や物質主義など、自分を取り巻く環境から離れる為、独り荒野を求めて、無一文のまま名前を偽り、誰にも告げずに旅に出るという話。
この話は実話を基にしています。
親の保護の元を離れたいだけの青臭い反抗心だけでなく、心の底から湧き上がる信念が、彼の旅の原動力。電気水道なし、身分証なし、現金なし、植物や肉を狩猟採集し、テントで暮らし、彼の地を目指す旅。
行く先々での出会いや、自然界と人間の共存、自身との対話、家族の変化などが丁寧に映されていきます。
旅の途中には砂漠に実在するあのサルベーションマウンテンも訪れてとっても綺麗でした。いつか行ってみたい憧れの地です!
photo by “Caveman Chuck” Coker
道中の出会いに引き止められても「人間関係だけが、人生の全てではない。神様は世界のあらゆるところに楽しみを散りばめている。だから、もっと旅に出ないと」という主人公は若さと生命力に溢れていました。
そして最後には旅することで、本当に大切なものに気付くという、少し哀しいお話です。
人生の大切なものを考えさせてくれる映画でした。
んちゃ