人生で楽しいのは、20代、30代、40代、それとも…?
photo by Wendy Longo photography
ヨルタモリというTV番組が好きでいつも録画で観ています。
先日、糸井重里さんがゲストの時、
糸井さんと吉原さん(タモリさん扮するジャズバーのマスター)が
年齢(年代)と人生観の話をされていておもしろかったです。
糸井重里さんは「なにもかも65歳からわかった」とおっしゃっており、
例えば、果物は甘いだけでなく酸味があってこそ美味しいということや、
吉原さんですと「茶室」なんて意味がないと思っていたのに
歳をとってからその良さを感じたことなど、
それまでの人生で気付かなかったことが
歳をとってからわかり始めたのだそうです。
(気のせいかもしれないと前置きされてましたが)
糸井さん曰く、
30代はいわばアクション映画で、
40代は悲劇の要素が入ったりして、
50~60代になると、「(人生)だいたいわかった!」という
気持になるそうです。
50歳くらいからは老眼とかで急に老人ぶるけど、
60代の自分に言わせると、その頃もまだ若いなと思うそうな(笑)。
そして30代、40代、50代どれもおもしろく、
そして60歳もまだ青春だと思ってたというほど、
60代の現在もとても楽しんでそうでした。
数々の未来予測や専門家の意見などで、
日本の将来は、少子高齢化問題・年金問題・環境問題などで
アカルイミライはなく、とにかく「ヤバイ」という話は
もはや耳タコなので、危機管理準備は個々できちんと行うとして、
歳をとって「新たな気付き」を得ること、
それぞれの年代を楽しむことって大事だなと思いました。
都合の悪い未来に目をつむるだけの
現実逃避なご都合主義はいかがなものですが、
青春は身体の動く今だけ!とか、
楽しいのはお金の稼げる年代だけ!とか
勝手に自分で時代に線引きをして刹那を感じるのではなく、
いつでも「今」この瞬間を楽しみ、
結果その先の「未来」も楽しむ力って必要だよなぁ…
とぼんやり感じた土曜日の昼下がりでした。
んちゃ

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