2015.6.18 放送のアメトーク「読書芸人」で紹介された本たち
読書好きには嬉しいアメトーク「読書芸人」で
紹介された本を備忘録的に記録したいと思います。
すでにオンエアー後、amazonでは紹介された書籍が
軒並み売れているようですね。
番組で紹介されたのは小説中心のラインナップで、
最近、小説を読む機会が減っているので、
この機会に読みたいなと思わせてくれる内容でした。
ピース又吉さんのお勧め13冊
- 町田康「人間小唄」
- ねじめ正一「長嶋少年」
- 堀本裕樹「熊野曼荼羅」
- 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」
- 古井由吉「杳子妻隠」
- パトリックジュースキント「香水」
- 村上龍「コインロッカーベイビーズ」
- 山下澄人「コルバトントリ」
- 深沢七郎「庶民列伝」
- 筒井康隆「笑うな」
- 北村薫「月の砂漠をさばさばと」
- 西加奈子「漁港の肉子ちゃん」
- 今村夏子「こちらあみ子」
この中では「人間小唄」が気になりますね。
作家が拉致され、逃がしてもらうには
短歌をつくるか、ラーメン店を人気店にするか、暗殺するかの選択を強いられるという不思議なお話のようです。
光浦靖子さんのお勧め10冊
- 西加奈子「ふくわらい」
- 本谷有希子「自分を好きになる方法」
- 角田光代「八日目の蝉」
- 桐野夏生「グロテスク」(上下)
- 町田康「パンク侍、斬られて候」
- 三島由紀夫「不道徳教育講座」
- 瀬戸内寂聴「わが性と生」
- 内田百聞「ノラや」
- 夢野久作「夢野久作集」
「グロテスク」は桐野夏生作品の中でも
好きな作品なので紹介されて嬉しいです。
女性の醜さ、残酷さ、むなしさなどを
リアルに浮き彫りにした描写が本当に上手ですよね。
本谷有希子さんは劇団も主宰する劇作家であり女優であり
著作も複数あるのでいずれ読みたいと気になってました。
オードリー若林さんのお勧め本10冊
- 中村文則「教団X」
- 平野啓一郎「私とは何か」
- 岡本太郎「強く生きる言葉」
- 朝井リョウ「何者」
- 川上美映子「すべて真夜中の恋人たち」
- 司馬遼太郎「燃えよ剣」(上下)
- 村上龍「映画小説集」
- 綿谷りさ「夢を与える」
- プチ鹿島「教養としてのプロレス」
- 西加奈子「サラバ!」(上下)
この中では「教団X」がとても面白そう!
3名とも絶賛していて、又吉さんも
10年に一度の読後感だったそうです。
そして、全員がお勧めする西加奈子さんも
未読なので「サラバ」などを読んでみたいなと
思いました。
ラインナップを見ての感想
学生時代は専ら小説好きでしたが、
社会人になってしばらく経つと
気付けば自己啓発本やライフハック本ばかり
読むようになりました。
自分の足りない部分を補ったり、
心を武装したり、自分探したい病にかかったり、
人より優位に立ちたかったり…。
最近ではシンプルライフ・ノマド・ミニマリズム系の本も読む機会が増えたものの、
読書=知識の貯蓄と考えると、
小説はなんとなく費用対効果が薄いなとか、
遠ざかり気味でした(そのくせ映画は好きなのですが…)。
よく考えると、ここ数年、小説は年に数冊しか読んでいなかったので、
久々に小説のドキドキ感を味わいたいと思いました。
本を読むことの重要性は決して
知識習得だけではないなと。
「役に立つか経たないか」とか抜きに
たまには小説を読んで感受性豊かに生きたいです