インプットよりアウトプットが大事なのは百も承知…
「自己啓発本で学んだノウハウをアウトプットして仕事に生かす」
「習ったことはすぐにアウトプットしてこそ意味がある」
頭ではわかっていても、なかなかやる気になれない。
そんな時が誰にでもあるものです。
英語学習法の書籍で有名なイムラン・スィディキさんの、「これを読むまで英語はあきらめないでください」のなかに、なぜ人はインプットが大好きでアウトプットはしたがらないのか?
という理由が書かれてありました。
1.インプットは頭を使わなくて済む
インプットとアウトプット。
本当はアウトプットを重視すべきですが、インプットの方が頭を使わなくて済むから楽なのです。
例えば先生の話をノートに書き留めるのは、立派なインプット。全然頭に入ってなくても 勉強した気になれてしまいます。
まずはとっつきやすいインプットからはじめてしまうと、結果アウトプットを疎かにしがちというのは、よく起こりうることですよね。
2.インプットは頭が良くなった気がする
インプットは一時的に知識が増えるので、賢くなったと錯覚してしまうんですよね。
こんな世界、こんなやり方あったんだ!とか、こうゆうことだったのか!と腑に落ちるときというのは、成長を実感できて嬉しいものです。
池上彰さんの本やTVのわかりやすい解説などは。受け手に「なるほど~」と思わせるだけでなく、「わたし、今賢くなったかも」と知識欲への刺激が良い気分にさせてくれるという効果がある気がします。
3.では、アウトプットとどう付き合うのか
アウトプットは…頭を使うんです、だから面倒。しかも頭にあることを出すだけだから頭が良くなった気はしません。
確かにそう。
アウトプットは面倒な割にメリットが薄いとの恐ろしい錯覚。
ではどうするか?
著者の中では英語は使わないと覚えられないし、
インプットしても忘れていくのでアウトプットしましょうという締めくくりでしたが、
結局、インプットは黙っていても知識欲が働いてくれる。ならば、あとはどこまで自ら意識してアウトプットする時間を作れるか。これに尽きるのかなと思います。
黙っていたらすぐインプットしたがる人間の傾向を受け入れて、常にアウトプットを意識づける必要があるのです。
今の自分がやっている勉強は、インプットなのか、アウトプットしているのか。
賢くなった気分に浸っているだけなのか、本当に頭をフル活用してアウトプットしているのか。意識していくだけで時間の使い方も変わってきそうですね。