LEAN STYLE in ニューヨーク

30代、NYで働く私なりのミニマムで自由な生き方、リーンスタイル

旅も断捨離も、人生の不自由さこそが生きる勘を養う

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 生きる上での勘って大事

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仕事やプライベートで人と会った時、「勘どころの良い人」っていませんか?

 

情報の中のノイズを綺麗に取り除いて、しっかり本質をつかむ人。

1を聞いて10を想像できる賢さがある人。

全体の空気を読んだり、わざと読まなかったりして、場の雰囲気を上手にコントロールする人。

 

一緒にいても気分がいいし、あの人の言うことならついていこう!と素直に思えちゃう。そういう勘どころを養えたら良いですよね。 

人生の不自由さが生きる勘を養う

そんな天性の器用さを持ち合わせてない私でも、勘が養われるなぁと感じるのは、不自由さを感じるとき。特に、旅先でのアクシデントは自分の地アタマを鍛える良い経験になります。

 

初めてのNYで地下鉄のキップの買い方がわからず戸惑ったり、ベトナムで日本語堪能な胡散臭いおじいさんに話しかけられたり。

 

祖母が宿泊先のホテルから徘徊して行方不明になったことや(認知症の前兆でした)、ソウルで母が高熱を出した時は、救急車を呼び急遽入院。病院からそのまま空港に直行し、ギリギリ飛行機に乗せてもらった、なんてこともありました。

 

土地勘がない、言葉が通じない。完全にアウェーな環境で不自由を感じながらも、デキることをがむしゃらにやる。そうした経験が、直感を研ぎ澄ませ、度胸を身につける機会にもなりました。

旅は不自由を味わうもの

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会社に入社して間もない頃、たった1泊の宿泊旅行に大きなボストンバッグを持って行った時、上司は私に「旅は不自由を味わうものだよ」と笑顔で言いました。 

 

その当時の私は、ドライヤーにヘアアイロン、たっぷりと膨らんだ化粧ポーチを持ち歩き、快適さを何処までも持ち歩きたかったので、「えぇー、なんでわざわざ不自由を味わわなきゃいけないんですかー?」と、入念に巻いた毛先を指で弄びながら笑顔で返していました。だってあの頃は若かったんだもん。

 

今ならば、旅の荷物は少ない方がいいとわかるし、不自由やハプニングも望むところです。

 

旅作家の下川裕二さんが以前インタビューでこんなことを言っていました。

「私はパリもニューヨークも行きました」ってことをいくら言っても、今は誰も聞いてくれない。旅に限らないかもしれないけど、特に若い人の「情報を既に見てしまった」感覚が作る盲点というか落ち度がある。実際の場所に行って感じたり考える手間を省いてしまっているよね。

確かに、Googleストリートビューがあれば、旅の予習も疑似体験もカンタンな時代。エジプトは思いのほか都会で、ピラミッドの後ろにケンタッキーがあるよねと言った「旅先あるある」も行ったことがなくても、旅好きが集まれば聞く機会は意外とあったりするものです。

 

でも、人生の勘どころを養うのは楽しいだけじゃない不自由な旅。「地球の歩き方」には絶対に載っていないし、スタンダードな旅のお手本ではない。でも、苦労して交渉したり、予想外の出費に慌てたりしながら「ま、元気に帰ってこれて良かったよね!」と笑い話にする方が、ずっと生きた経験になる。

 

情報を既に見てしまった感覚と、実際に自分の足で訪れ不自由さを感じながら洞察力や直感力を磨くことの差は、言葉にするよりきっと、ずっと大きいんじゃないだろうか。

 

とはいえ、突然不自由な環境に身を置くなんて不安…。そんな人には、練習としてのモノの断捨離がとても有効。まずは手放してみる。必要な時に「あれがない、じゃぁどうしよう?」とまず考える。工夫する。当たり前の日常をブレイクスルーする習慣を身につける。

 

そんな経験を重ねた人は、旅に出ても時にスマートに時に泥臭く生きるんだろうなぁ。人間の魅力ってこういう所だとしみじみ感じています。

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