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LEAN STYLE〜リーンスタイル〜

ムダのないスタイル。そして一歩を踏み出す。

LEAN STYLE

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「アノ人はいつも愚痴ばかり言う」の功罪

愚痴っぽい人に会った時につい言ってしまう言葉。

http://www.flickr.com/photos/27894975@N06/6030105276

photo by thelampnyc

先日、本田健氏の人生相談で、

「私の旦那は愚痴ばかり言っています…どうしたら夫を変えられることができるでしょうか?」という質問に対して、本田氏がサラッとこんなことを言っていました。
「愚痴ばかり言っています」という’それ’がまず愚痴なんだということを認識していただきたいんですよね。
 
・・・確かにその通りです。「愚痴を言う人の愚痴を言うのも愚痴」に違いありません。そのことをあまり普段意識していなかったので、少しドキッとしました。
 
なにせ「アノ人いつも愚痴ばかり言うよね〜」と言う会話はあらゆる所で見かける光景であり、かく言うワタシも何度も言ったことがあるからです。
 
このよくある光景を心理的に少し噛み砕いてみたいと思います。
 

よくあるシチュエーション

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いつも愚痴を言うAさん。
そのAさんの愚痴を聞くたびに不満を感じるBさん。
 
Bさんとしては、そんな愚痴は聞きたくありません、なぜならBさんは少なくともAさんが愚痴を言う事柄について、Aさん程の文句を言わずにやっている、という自負があります。
 
それにどんなことでも愚痴を言わずにやる人もいる中で、愚痴ばかり言うAさんがどうにも目についてしまい、思わず「Aさんはいつも愚痴ばっかり」と口に出してしまいます。
 
そこには、Bさんの’本当はワタシだって愚痴を言いたいこともあるけど、言わずにやってるのよ’という気持や’愚痴を言わずに出来るひと(Bさん自身とか)もいるのに愚痴ばかり言っちゃって嫌だわ’という嫌悪感、正義感などが含んでいます。
 
すると、
Aさんの不満=モノ・コト・ヒトなどがAさんの思い通りにならない不満
Bさんの不満=モノ・コト・ヒトなどがBさんの思い通りかどうかは別として、それをこなせないAさんorこなせても愚痴なしでは出来ないAさんへの不満、
ということになります。
 
でも、結局「Aさんはいつも愚痴ばっかり」というBさんの愚痴を聞かされるCさんも必ず存在するわけで、CさんにとってはBさんも同罪ではないかと考えます。だってCさんはAさんを見ても愚痴を言わないかもしれませんもの。これではBさんは功罪相半ば、つまりせっかく頑張っていてもプラマイゼロになってしまうと思います。
 
「私は愚痴も言わず我慢してちゃんとやっているのに」と言う心のうちは、結局Bさんの承認されたい欲求であり、大げさに言うとAさんを罪深く貶めたいという感情の逆説として「私は頑張っている」という事実を認められたいという感情を孕んでいるのではないでしょうか。
 
この場合、Bさんの「Aさんはいつも愚痴ばっかり」という言葉に
100点の回答をするにはCさんには次の2拓しかないでしょう。
 
①「だよねー、Aさんは本当に愚痴ばっかりだよね」(Bさんに同意)
②「そうねぇ、Bさんなんてこんなに頑張っているのにねぇー」(Bさんを承認)
 
め、めんどくさい…、これではCさんがとても気の毒です。Bさんは欲しい答えをもってて話しているわけですから「Aさん、別に愚痴っぽくなくない??」なんて間違っても言ってはいけない状況です
 
こう考えると、今まで自分もついつい愚痴ってしまうことがあったんですが、第3者のCさんに多大な迷惑がかかるのでやめよう・・・と真剣に思いました。だってただの自己満に近いじゃん、と。
 
漠然と「ネガティブワードは良くない」とか「悪いものを引き寄せる」とか「生産性がない」と言われても、そうはいっても愚痴りたくなるのよぉぉぉ…と思う時もありましたが、結局「自分褒められたい願望」をAさんを獲物にオブラートにくるんで取ってつけたように言ってるだけじゃん!!と思うとストンと腹オチしました(笑)
 
状況は様々なので一概にこのような心理状況ではないかもしれませんし、
私は専門家ではないのでロジックに矛盾もあるかもしれませんが、
いずれにしても自己承認は他人を巻き込まず自らで行いたいものですね。
んちゃ
悪口を言う人は、なぜ、悪口を言うのか (WAC BUNKO 216)

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